Marvel's Spider-Man レビュー アメコミヒーロー舐めてたわ
PS4専用ソフトMarvel's Spider-Man。
正直ここ数年?いや今までの人生でこんな楽しい瞬間しかなかったゲームは、
Marvel's Spider-Manが初めてです。(そんぐらいマジで楽しかった)
メインシナリオはもうクリアしてて、ゲームの進行度は95%だったので、
もうちょいで100%クリアした事になりそうです。
僕はかなりの飽き性で、プレイしてても途中でやめちゃうゲームがかなりあります。
それが近年のボリューミーなAAAタイトルなら尚更なのですが、
Marvel's Spider-Manは全然飽きる事なく、寧ろどんどん面白くなっていく
レベルで楽しかったです。
今回は「なんでそんな僕がこのゲームをそこまでやり込めたのか?」について
書いていきます。
移動の快適さと爽快感
自身の能力を惜しむことなく使いまくったスパイダーマンならではの移動方法。
この移動が本当にストレスフリーで、スピード感が素晴らしかったです。
この振り子移動こそスパイダーマンの醍醐味。
基本的な操作としてはR2で蜘蛛の糸を出して、左スティックを倒すだけです。
それ以外にも×ボタンや、R2とL2同時押しで素早い移動も出来ますが、どれも全く難しくないです。(1~2時間もすればあなたはスパイダーマンです)
他にも、壁を走って登ったり、壁についている非常階段もスルスルっと通り抜けられるので、操作の弊害になる要素は1つとしてありませんでした。
この移動が快適っていうのは、すごく大事な事です。
キャラクターを動かすゲームにおいて「移動」というアクションはゲームの大半を占めるはずです。
この移動をスパイダーマン独自の移動方法にする事で、プレイする上での快適さやサクサク感は、
圧倒的に増しました。建物をよじ登ったり、ウェブスイングでビルとビルの間を気持ちよくスイングしたりする事で、ただ移動するというアクションが、劇的に面白いゲームの要素になったのです。
丁度いいフィールドの広さ
見える場所は全て行ける!というわけではないのだけどね。
最近のオープンワールドを用いたゲームはそのフィールドの広さも魅力の1つでしょう。しかし、その広大なフィールドも移動するのに大幅な時間がかかったり、ゲームの要素が散り散りになってしまうと、ゲームプレイのテンポが悪くなってしまいます。
本作もオープンワールドですが、フィールドの広さが丁度良かったです。
広さならアサクリやGTAの方が広いとは思うのですが、敢えて狭くする事で、
ゲームの要素を凝縮し、ゲームプレイのテンポを良くしてくれた印象です。
ファストトラベルを使う頻度もあまり多くなかったです。元々移動が楽しいというのは先ほど挙げた通りですが、フィールドが丁度いいサイズな事もあって、「めんどくさいからファストトラベルを使おう」、となる事がありませんでした。
ファストトラベルを使わなくてもすぐ行ける距離だったり、移動の最中にイベントが起こったりするので、ゲームプレイが中だるみする事がないのです。
流れ作業にさせてくれないアクション
レベルカンストした今でもヒーヒー言うレベル。でもむっっっちゃ楽しいんです。
アクションゲームにおけるメインディッシュは何といっても「戦闘」でしょう。
今作はその主食が見事な塩梅でした。どれだけレベルを上げてスキルを取得した
としても、無双する事をこのゲームは許してくれません()
火力こそ上がるものの、ワンパンで倒せるわけでもなく、常に1体1体の敵に対して的確にコンボを入れていく。連打ゲーになるも、フラストレーションを溜める事もなく常に手応えのある戦闘が出来ました。
アッパーだったり、蜘蛛の糸で一気に敵に近づいたり、投げ技があったりとコンバット要素も豊富です。
更に蜘蛛の糸を連射する事で敵を拘束したり、ドローンを出したり、電気を帯びた蜘蛛の糸で相手を痺れさせたりとガジェットも豊富なのです。
結果、あの手この手と敵を倒す為の手段は多種多様にありました。多勢の敵を目の前にしても理不尽さを感じる事なく、エキサイト出来たのも
スパイダーマンの持つポテンシャルの高さ故だと言えます。
生涯プレイしたゲームの中で最も面白い作品の一つになった
本当にそう断言できます。
確かに、シナリオはちょっと大雑把だったというか、個人的に敵キャラクターへの共感
がしにくかった部分はありました。
しかし、ゲームプレイの面で言えば、戦闘も移動もその他サブミッションも全て
テンポ良く、ストレスフリーで且つ常に強い達成感を感じました。
今年発売されたタイトルならMHWも確かに面白かったですが、
毎日プレイする中でこれだけワクワク感と楽しさを感じれたのは
Marvel's Spider-Manが初めてでした。
マジのガチで面白いんで、ぜひぜひやってください。
こんな僕ですが、その面白さは保証します。